蜂蜜や牡蛎が原料に使われているビールがあるって知ってた?

 
 
 
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ビールには主に麦芽やホップなどが使われています。ですが、ほかにも蜂蜜や牡蠣(カキ)など、少し変わった副原料が使われているビールもあることをご存知でしょうか?

そこで今回はビールに使われている主な原料と、ビールに使える副原料をご紹介します。

ビールに使われている原料


ビールに使われているメインの原料は大麦を発芽させた「麦芽」と「ホップ」、そして「水」の3つとさらに「酵母」を使用します。また、一部のビールでは小麦麦芽を使っているケースもあり、お米やトウモロコシを副原料としている場合もあります。

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例:キリンビールが発売している「キリン一番搾り生ビール」の商品情報サイトを確認すると、原材料に麦芽とホップが使われているのがわかります。

【参照】キリン一番搾り生ビール 350ml 缶

ビールの原料:麦(麦芽)


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麦芽とは主に大麦を発芽させたもので、「二条大麦」、「六条大麦」、「はだか麦」という種類の麦が日本のビールでは多く使われています。

国産のものも使われていますが、その多くは「北アメリカ」、「オーストラリア」、「ドイツ」、「フランス」産の麦芽が使用されているようです。

【参照】国税庁

ビールの原料:ホップ


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つる性植物のホップは、ビール醸造に欠かせない主原料の1つです。ビール醸造には香り成分と苦み成分を多く含んだ雌花の未受精の毬花(まりばな)と呼ばれる部分が使われます。日本国内でもホップは生産されていますが、主にドイツやチェコ産のものが多く使われているようです。

ちなみにホップは日本においては「セイヨウカラハナソウ」と呼ばれています。ホップがビールの主原料となったのは、だいたい14世紀以降。ビールに特有の香りと苦みを与え、有害菌の増殖を抑制し、腐敗を防ぐ効果があります。また、ビールの泡立ちが良くなる効果もあります。

 

ビールの原料:水


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水はビールの9割以上を占めるため、ビールの味を大きく左右する原料の1つです。主に硬水は色の濃いビールに使われ、軟水は色の薄いビールに適しています。

ビールの原料:酵母


酵母を使うことによってアルコールと炭酸ガスが生成されます。酵母には「ウイスキー酵母」や「清酒酵母」などがあり、ビールには「ビール酵母」が使われます。

ビール酵母は大きく2つに分けられ、上面発酵酵母を「エール酵母」、下面発酵酵母を「ラガー酵母」と呼称します。また、これら2つ以外にも「野生酵母」と呼ばれる自然界に生息する酵母で作られたビールもあります。

ビールの原料にはほかにもある?


ビールには麦芽、ホップ、水、酵母のほかにも様々な副原料を使用できます。副原料は「麦芽の重量」の100分の5の重量の範囲内で、指定された食品のみを使うことができます。

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、ビールの副原料には果実を使うことができます。乾燥させた果実や、煮詰めた果実、濃縮した果汁を利用することもできます。

ビールの副原料:コリアンダーまたはその種


コリアンダーは別名「パクチー」と呼ばれており、そちらの名前の方がなじみ深いかもしれません。ビールの副原料には、このコリアンダーとその種も利用できるのです。

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例えば、サッポロビールが発売している「ホワイトベルグ」は、原材料に「コリアンダーシード」を使っているビールテイストの新ジャンル。爽やかかつフルーティな香りが特徴です。

【参照】ホワイトベルグ

ビールの副原料:胡椒やカモミールなど


ビールに香りや味を付けるため、以下のような副原料を使用できます。

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・こしょう、シナモン、クローブ、さんしょう、そのほかの香辛料またはその原料
・カモミール、セージ、バジル、レモングラス、そのほかのハーブ
・かんしょ、かぼちゃ、そのほかの野菜(野菜を乾燥させ、または煮つめたもの)
・ソバまたは胡麻
・蜂蜜、そのほかの含糖質物、食塩または味噌

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有限会社きたもっくが発売している「Beeear(ビーアー)」は、栗の蜂蜜を使っています。爽快な飲み口が特徴のビールで、群馬県吾妻郡中之条町の「四万温泉エールファクトリー」が醸造しています。

【参照】有限会社きたもっく Beeear

・花または茶、コーヒー、ココア、もしくはこれらの調製品
・牡蠣(カキ)、こんぶ、わかめ、またはかつお節

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「三陸牡蠣のスタウト」はいわて蔵ビールのオイスタースタウト。牡蠣(カキ)の身と殻を使って醸造をしている、濃厚な黒ビールです。

【参照】三陸牡蠣のスタウト

なお、これらの副原料の中には、「平成29 年度税制改正によるビールの定義の改正」によって追加された物品もあります。

※データは2021年5月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
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※本記事にはお酒の情報が含まれています。20歳未満の方は飲酒できません。
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ソース: @DIME

文/髙見沢 洸

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